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25日にスーパーダッシュ文庫「8番目のカフェテリアガール 東京なごやかプロジェクト 」が発売になりました。タイトルから漂う名古屋臭を嗅ぎ取れたあなたは…名古屋出身ですね?!!

主人公の通う学校の目玉である日本最大の学食は8つの店で覇権を競うレベルで、その中の落ちこぼれ学食でバイトしている主人公のもとに、名古屋から妹が上京・編入してくるところからはじまる話。昔は仲が良かった、いや良すぎたこの兄妹も今では兄がじんましん起こすレベルの妹アレルギー。その原因が味噌。味噌さえ入れなければ普通においしい妹のつくる料理も、なんでも味噌を加えて、究極には白飯に味噌、おまけに味覚がおかしいとあってはそのトラウマなども相見視えるわけで。

なぜそのようになったか

そう、

名 古 屋 だ か ら(迫真)

著者が名古屋の人で、底から作り出される名古屋ネタ満彩の学食覇権コメディーです。ヒロインはそれぞれ名古屋に実在する喫茶店になぞらえて名付けられていたり、名古屋ローカルのネタがちりばめられていたりで、これを名古屋の人間が読んだら悶絶すること間違いありませんが、この巻では学食の存亡をかけた戦いに妹が加わり、「なごやか計画」を掲げてはじめからクライマックス(間違ってない)なのです。いやでもね、名古屋人の習性みたいなもんも含めて、ご自身が名古屋で暮らしてるからこそ書けるもんが入っています。気になったらとりあえず表紙めくって巻頭のピンナップを広げてみてください。「真っ白な高エネルギー体」の正体に吹いたらもうそこであなたはこの本をレジに持って行っていることでしょう。いや、買うに決まっとるがね